toggle
2019-07-21

地域商社のあり方に見る地方創生のカタチ

販路開拓を基点とした伊達野菜の磨き上げSnow Jewelsの扱う、北の宝石やさいのトマト部門:農業生産法人「風のがっこう」。

『トマトに生かされる人生』と語る、平賀さん。農薬を極力使わない減農薬や土づくりにこだわった農業として、温暖で野菜づくりに最適と考えた北海道の伊達という土地を選んだそうです。同じ品種のミニトマトを同じような農法で栽培しても、風のがっこうのミニトマトは、コクや旨みがひと味違う。その1つの要因に、伊達という土地が関係しているのでは?とも思いました。年間を通じて100品目以上を出荷している北海道でも珍しい地域でもあり、伊達の道の駅「だて歴史の杜・伊達観光物産館」では約70戸の農家さんの種類豊富で新鮮な野菜が並んでいます。平成26年度入館者数は125万人と、北海道1位となりました。そんな注目度の高い伊達市の野菜を通じて、地域をもっと知ってもらえる、そんな取組ができないか、と思ったのがきっかけです。

「伊達の地方創生は第一次産業から。あるもの(資源・産業)を光らせる。」
美味しい・安心・安全であることは、現代の食の必須条件ですが、そこに「何故か?」という背景ストーリーをも深掘りすることで、地域の姿を、より鮮明により美味しく、より安心して食べることができるファンを創造していくことが事業の目的として、地方創生事業はスタートしました。

『伊達野菜の魅力とは?』

伊達は、北海道南西部にある内浦湾に囲まれ、周囲を駒ヶ岳や有珠山の火山に取り囲まれた土地です。そうした地理的特徴から「北の湘南」と呼ばれるほど1年を通じて温暖な気候のため、普段は雪に覆われる北海道の中でも数少ない冬野菜出荷の産地となっています。

雪下にんじん・キャベツなどで広く知られていますが、植物は寒い環境に置かれると、自身の凍結を防ぐために、デンプンなどを糖へ変化させる糖化を行います。その結果、甘くて美味しい野菜になるのですが、伊達の冬野菜も、じっくり時間をかけてギリギリ凍らない温度で生育されるため、通常の糖度の1.5倍程度高くなることが多いようです。

また、土壌が火山灰質のため、野菜の根が地中深くまで伸びていき、ミネラルも多く含まれているといいます。

北海道フードマイスターみーやん(木村光江氏)から見た伊達野菜

北海道内の他産地よりも温暖で積雪が少ない事を生かし、早期出荷も可能な事から1年を通じて様々な品種が収穫、食べる出来る事が伊達野菜の魅力だと思います。

中でも「名前、味のインパクトが最高」で大のお気に入なのが「なべちゃん葱」です!「ネーミングがいいよね、でもこれは名前のみじゃなく、味や使い勝手でもインパクトが有る葱なんですよ」。この鍋ちゃん葱は太ネギの「下仁田ネギ」と「根深ネギ」のいいとこ取りの品種で“みずみずしさ”と“甘さ”が特徴。緑の部分は小口に刻んでやくみとして、白い部分は通常のネギに比べて太くてしっかりとした見た目、加熱すると更に旨味が凝縮され最高に美味しくなる。ネギ嫌いの方でもきっと食べる事が出来る野菜です。

名前の通り、鍋料理には最適ですが、みーやんオススメの食べ方は白い部分を5~6センチ程度に切り、網焼きにし表面に少し焦げ目がついた程度で、ココからがポイント!「砂糖醤油を軽くつけて食べると絶品です。」今時期よりは秋~冬にかけて旬を迎えるので、今年の鍋シーズンには是非お試しください。

プロフィール:みーやん(木村光江さん)

NHK札幌放送局を経て、北海道フードマイスター・雑穀エキスパート等 各資格取得地産地消をコンセプトにした飲食経営を経て、食育活動の場を広げる。北海道内外で北海道の特産品を使った「家庭で簡単♪クッキング」講師、企業のレシピ開発アドバイザー業務の他、自ら野菜栽培と加工品製造販売を手掛ける。

http://ameblo.jp/kimura-mitsue/

All day Diningノーザンキッチン 料理長下池氏から見た伊達野菜

飲食店としての伊達野菜の使いやすさ、魅力

「1つの産地でこれだけ豊富な野菜を仕入れることはなかなか難しく、味もしっかりしているところが気に入っています。野菜本来の味を楽しんで頂くため、素材を活かした料理がしやすいですね。特に、北海道の冬は野菜を道外から仕入なければならないのが苦労するポイントなので、今後も継続していきたいです。」

All day Diningノーザンキッチン

生産者の方々のもとへ直接足を運び、 北海道の【旬】で上質な食材を日頃から集め、 「どうしたら北海道の上質な食材を一番美味しく味わえるのか?」を追及し 北海道食材の美味しい食べ方を知り尽くした料理人たちが織り成す、 ここでしか味わえない北海道の上質な食生活を提供します。

札幌中央区南2条西5丁目26-5 ラ・ジェント・ステイ札幌大通2F

少量多品目という産地特徴は、流通の壁をどう超えられるのか?

 伊達野菜の中でも、Snow Jewels が取り扱うトマトをはじめとした夏野菜ではなく、葉物野菜を中心とした冬野菜の可能性について見出すものでした。伊達野菜は、道の駅だて歴史の杜・伊達観光物産館をはじめ地域内の小売店、札幌等の都市圏でも販売されています。

 今回は、東京を中心とした都市圏百貨店の女性客(50代~70代)に、伊達野菜の魅力をどう伝え、ファンになってもらうか?を意識して商品の磨き上げを行いました。

伊達野菜の詳細については、伊達野菜百選にて解説しています。

 ※伊達野菜百選( http://www.dateyasai.jp/introduction/best100/

伊達野菜の品質は素晴らしいものです。しかし。少量多品目で、規格・ロッドも大切にする流通経路に乗せるには、クリアすべき課題が多数あったのでした。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です